連絡先:公園案内所 0422-47-6900
園内で放送、捜索をしてくれます。
先日、井の頭公園に遊びに行った時の事。
コロナの心配はあったものの、お天気も良く、これから寒くなることを考えたら最後の暖かい日かなと思い、少し遠出して井の頭公園に行く事にしました。
普段は、家の近くの遊具が置いてある学校の校庭より小さい位の公園に行くのですが、コロナの影響を考えると、どうしても子供たちの距離感も気になりますし、狭いスペースで小学生が全力で走り回っていたりすると、どうしても衝突した時にパワーで負けてしまう為、子供の怪我の心配もあるので、時間に余裕のある時は、広いスペースがある代々木公園や新宿御苑、井の頭公園と云った広めの公園に連れて行くようにしています。
表題にありますが、娘が迷子になりました。
もしかしたら、この先同じようにつらい思いをされる親御さんもいるかもしれませんので、対処法、その時の話を書いておきます。
井の頭公園で子供が迷子になった
吉祥寺駅方面から無料で入園できるエリアに遊びに行きました。
最初は子供用のローラー滑り台、娘も喜んで駆け寄り、2~5歳、10人くらいの子供が次々に並んでは思い思いのスタイルで滑っていました。
2、3回滑るうちに、暑くなってきたのか上着を脱いで渡してきたので、それをたたんでバッグにいれた所で、ふと列に目をやると既に娘は消えていました…。
「あれ?◯◯(娘)がいないよ」と夫に話しかけたら、「列に並んでいるでしょ?」って言っていたものの、列の後方を見ても娘の姿は見えず…。
上着をしまっている時に、滑り台の補助をする他の親御さんの影になってしまい、やや視界が遮られていたのもありますが、目を離したのはものの10秒だったと思います。
「子供は一瞬でも目を離しちゃダメ」は本当だった
他の遊具に行ってしまったのかな?と滑り台の近くにある鉄棒、ブランコの方を見てみても、娘の姿はありません。
娘が戻ってきた時の為、私はその場に待機し、旦那があちこち探しに行きましたが、全く姿は見当たりませんでした。
その後も交代で、ボートに乗れる池の周り、トイレ、少し離れた遊具のある場所など、行きそうな場所を必死に走り回って探し、その辺りを歩いている人たちに聞いてみたりもしましたが、全く娘の姿を見たという人もおらず…。
20分位探してみても全く手掛かりもなく、本当に「消えてしまった…」という感覚で、頭の中には「悪い人に連れ去られてしまったんじゃないか」、「まさか行方不明?」、「このまま見つからないなんてことはないよね…」など最悪の事態がグルグルし始めていました。
井の頭公園で迷子の捜索をお願いする
万が一、誰かに連れて行かれそうになっていたとしても、そんなに遠くに行く前に何とかしなければと、スマホで「井の頭公園、迷子」などで調べると、こんな案内がみつかりました。
[その他] 子どもが迷子になりました。捜索はどこでお願いすればよいですか? 各門の入園券販売窓口の係員までお申し出ください(捜索しますので、お子様のお名前、年齢、服装、持ち物など、特徴を教えください)。
が、入園券窓口が遠い!!!
そもそも私自身がやや方向音痴で、逆にパニックになりそうだったので、ダメ元で管理事務所に電話する事にしました。
係の人は慣れた様子で(笑)、いなくなった場所、子供の名前、年齢、服装など、私の連絡先などを聞き出し、園内で放送、捜索をしてくれることになりました。
連絡先:公園案内所:0422-47-6900
他にも、こちらに質問集がありますので、何かあればこちらに出ているかもしれません。
よくある質問 | 井の頭自然文化園公式サイト - 東京ズーネット
捜索の結果
公園内で放送をして下さり、10分もしないうちに私の携帯に連絡がありました。
やや期待が混じりつつ応答しましたが「娘さん、いました!」と言って頂いた瞬間、それまでの不安から解放され、涙が。
待ち合わせ場所で待っていると、係の方を先導に若いカップルと両手を繋いで一緒に歩いてくる娘の姿が。今だから笑えますが、私を見るなり、涙と鼻水をいっぱい垂らして、泣きながら駆け寄ってきました(笑)
ドラマとか映画では、こんな時「どこに行ってたの!!!」って怒るシーンがあったなぁって、頭の片隅をよぎりましたが、私の場合は自分の方が娘より泣いていたかもしれません。係の方、若いカップルの方に娘と2人でお礼を言い、そのあと娘と2人で泣きながら約束事をしました。
迷子にならない為の約束事
元々、娘には注意はしていたものの、今回の事は真剣に聞く良い機会になると思い、いくつかのお約束事を作りました。きっと子供なので、目の前に楽しい事があればすぐに忘れてしまうかもしれませんが、親も約束事を作る事でフォローしていけたらと思っています。
一瞬、迷子防止紐も考えたのですが、4歳になりちゃんと言葉で説明する事を理解し始めているので、もう少し様子を見てみようと思っています。
娘のお約束事
- 他の遊具に遊びたいとき、違う場所に行く前に、パパかママに言う。
- 常にパパかママがいるか、周りを見る。
パパとママのお約束事
- 一時も目を離さないようにする。←2人でいる時は、どちらかが必ず見ている事を確認する。
- スマホを見たり、手荷物を見たり、一瞬でも娘から目を離すときは、なるべく手の届く範囲の近くに行く。
- その日に来ている服装などをきちんと記憶しておく←特にパパはファッションに興味がなく、無頓着なので気をつけてもらうように。特に迷子の呼び出しの時に助かります。
- なるべく、遠くからでも目立つ服装を子供にさせる。
本当は、もっとたくさん色々あるのですが、子供もパパも色々言ってもどうせ覚えていられないと思うので、2個程度にしておきました(パパとママのお約束事の下の2つは、私が洋服を工夫すればある程度守れるかなと思ったので)。
最後に
友達に話したところ、一度はみんな子供が迷子になる経験はしていると言われたものの、やっぱりみんな口をそろえて言うのは
「子供から一瞬でも目を離してはダメ!」
という言葉ですね。この言葉は、誰でも一回くらい耳にしていると思いますが、あの時ほど、身に染みた時はありませんでした。
どんなに気をつけていても、不運な事故や怪我に巻き込まれてしまう事はありますが、大人の私たちが十分すぎる位に、気を緩める事なく気を付けていかないといけないなって改めて感じました。
ちなみに、井の頭恩賜公園は本当にいい所です。
www.kensetsu.metro.tokyo.lg.jp
広いし、自然も沢山、ボートに乗れる池もあるし、動物もいます。
迷子騒動がひと段落した後は、すっかり夕方になりかけていましたが、娘が乗りたがっていた白鳥のボートに乗りました。
30分700円ですが、正直漕ぎっぱなしで30分はなかなかキツイです(笑)
週末は混んでいた為、近くのボートと接触しない様になかなか運転も大変でしたが、娘も凄く楽しんでいた様子で、気分転換もできたようで良かったです。
ちなみに、あれだけ探したのにいったい娘はどこにいたのか…
本人も気が動転していた様子で、ハッキリと答える事は出来なかったのですが、手にいっぱいドングリを拾って保護され、ドングリを拾っていたそうです。
帰宅後は「トトロが観たい!」と観ていたものの、疲れたのか映画の途中に寝てしまいましたが、井の頭公園のすぐ隣に三鷹の森ジブリ美術館があるんですよね。
友達が「娘さんは、トトロに会ってたのかもしれないね」なんて、優しい言葉をかけてくれて、少し心が和みましたが、本当に心が痛み、親として反省する事この上ない出来事でした。
参考:文中に書いた迷子紐です。小さいうちは、迷子だけでなく転倒などの心配や車の通りの多い場所だけでも使おうかなと、ずっと考えていたものの、うちでは今の所使っていません。