ここにきて、世界的にコロナの感染者がまた増えてきており、これから冬にかけてますます増えていきそうな気配ですね。
今年は、例年訪れているヨーロッパに行く事もなく、国内で過ごしており、まだヨーロッパに行く目途もたっていない状況ですが、最近夫と話していて興味深い事があったので、簡単にまとめてみようと思います。
※あくまで、個人的な見解なので、なんの科学的根拠もない事はご了承下さい。
- 現在のヨーロッパの状況
- なぜ日本(他のアジア諸国については解りませんので、除外します)では、第一波も含め、ヨーロッパに比較し感染、致死率が低いのか
- 日本とイギリスのコロナの感染状況について比較してみた
- 感染にこれだけの差が出る理由は何?という考察
- 最後に
現在のヨーロッパの状況
少し前に娘が通う保育園では、細心の注意を払って運動会等もとり行われたのですが、ヨーロッパの親戚の反応は「日本では、行事もやっているのね!こちらは全部中止、考えられない位の状況だわ!」といった感じでした。
秋だったので、全体的に感染者も下火になっていた頃で、日本もGotoキャンペーン等も始まり、やや気持ちが緩んでいた時期にも当たりますが、同じように一旦は下火になっていたヨーロッパでは、警戒態勢は日本よりも厳しい印象でした。
このところ、急激に感染者が増え、イタリア、スペイン、フランスがいち早く対応、11月に入ってからは、イギリス、ドイツ、ベルギー、オーストリア等でスーパー等を除く商業施設の営業禁止、外出制限等が始まりました。
イギリスに関しては、学校は通常通りあるそうですが、日々の報道を見ている限り、徐々に深刻な状況になってきている気がします。
なぜ日本(他のアジア諸国については解りませんので、除外します)では、第一波も含め、ヨーロッパに比較し感染、致死率が低いのか
この問題は、コロナが世界にまん延し始めてからというもの、私たち家族にとっては比較的関心度の高い問題であり続けています。
特に外国人である旦那とその友人たちは、なぜ自分たちの国と日本でこれだけ感染率や死亡率に差があるのかという事が日々気になる様子で、また人種の問題であれば、自分たちは同じ日本に住んでいても、日本人よりリスクが高いのではないかという事を危惧しているようです。
もちろん、私としても夫に何かあったら困るし、娘も半分は旦那の遺伝子でできていますので、これは非常に気になる問題として比較的頻繁に家庭内でも話題に上っています。
日本とイギリスのコロナの感染状況について比較してみた
比較対象をイギリスにした理由は、以下の勝手な理由です。
- 親戚の多くがイギリスに住んでいる為、状況が掌握し易い
- 人口が日本の約半分である
- 同じ島国である
- 外国籍の割合が比較的日本に近い
- 旦那がイギリス人の為
総人口については、総務省統計局の「世界の統計 2020」を参考にしました。
最近のコロナの発生状況については、簡単にまとめるとこんな感じです。
※イギリスは10月28日時点、日本は11月19日時点の統計データ
- 感染者数:日本 122,966人/127,095,000人(0.0009%)
イギリス 942,275人/63,182,000人(0.0149%)
- 死亡者数:日本 1,922人/127,095,000人(0.00001%)
イギリス 45,675人/63,182,000人(0.0007%)
パーセンテージでいうと、どちらも1%以下の致死率であることは変わりありませんが、人口が約半分にも関わらず、イギリスの感染者数は日本の約7倍、死亡者数に至っては約23.7倍という信じられないような差が出ています。
下記、元データ。
経済活動や日常生活の違いでは、イギリスは11月に入り、学校等は普通にありますが、スーパー等を除く商業施設の営業禁止、外出制限等、日本は今の所、個人に判断を任せた自粛要請程度に留まっています。
感染にこれだけの差が出る理由は何?という考察
年明けにコロナの報道が始まってから、日々、夫とは「あーでもない、こーでもない」話をしているのですが、先日、夫から面白いエピソードを聞くことができました。
夫の友人が、透明のフェイスシールドを着用し、オンラインで大学の講義を行っているのですが、1講義終わると、自分の唾液がかなりたくさん飛沫していて驚いたという話です。
「えええ!!!そんなに飛ぶものなの??」と思い、試しに私が30分位透明のフェイスシールドを着用して話をしてみたのですが…。思っているほど、付着していませんでした。
男性と女性の違い、PCを前にフェイスシールドを着用して授業をするとなると、心理的に大きな声を出そうとするという面も否めませんが、ここで少し面白い意見が出てきました。
- 英語と比較し、日本語は舌や口を必要以上に動かさなくても話せる
- 日本語は破裂音(パ行とか)が少ない
- かなり口を閉じた状態でも、日本語は話をすることができる
細かく説明すると、1については、私が英語の発音を一生懸命やっていた時に、学生時代に舌が筋肉痛みたいになったことがある事、2については、平安時代にはパ行が存在していたが、室町時代以降に消滅、外来語の往来と共にまたパ行が発生した、という説を何かの本で読んだ記憶があり、またパ行の日本語は殆どカタカナ表記が多い事からも、ほぼ外来語である可能性が高いのではないか、3については自分たちで再三試してみました(笑)英語は口を閉じた状態ではとてもじゃないですが、何言ってるかよくわかりませんでした。
もちろん、他にも考えられる要素はたくさんあり、例えば
- 公衆衛生面での行動の定着(手洗い、うがい、マスクの着用)←日本では子供の頃から、インフルエンザが流行る季節になると、学校でも手洗い・うがいの指導がありますし、花粉の季節を含め、1年中電車に乗れば誰かしらマスクをつけているのが普通ですよね。
- 挨拶にハグやキス、ボディタッチの文化がない
他に私たち夫婦の間で出てきたことは、飽くまで根拠のない事ですが、
- 日本には「他人の目を気にする」という風土がある←これによって、自分だけマスクをしない、とかができない空気がある。最初は「マスクの効果が科学的に立証されていない以上、マスクをつけない」(正直にいうと、暑いし息苦しいから着けたくなかったらしい…)と言っていた旦那も、私がしつこく言った事もありますが、「マスクを一人だけつけていない事で戦犯になるような気がする」とつけ始めました(笑)
- 連帯責任という意識←例えば、会社で誰かひとり感染したら、学校で誰かひとりが感染したら、多くの人に迷惑がかかるという意識。個人主義の旦那には、以前までは日本社会のプレッシャーとしてネガティブな印象だったようです。
- 欧米人と何か違うDNAがあるのか?←これは全く根拠のない妄想の域を出ません。ただ、これだけ数字に差があると、どうしても考えざる得ない要素でもあります。特に夫は同じ環境で過ごした時に、「自分は感染しやすいのでは?」と少し心配しているようです。必然的に次に娘、最後に生き残るのが「私」という理論が成立してしまいますが…(笑)
- 食生活になにか秘密があるのか?←これも全く根拠のない妄想です(笑)生魚を食したり、納豆や梅干し、味噌、醤油、発酵食品をよく食べている事が、何らかの影響を与えているのかもしれないと、可能性の一端として考えているようです。
など、色んな話を日々の報道内容を見つつ、旦那と話をしています。
最後に
ブログなので、できるだけ明るいタッチで書きましたが、親戚がイギリスで看護師をしており、第一波の時に職場で新型コロナウイルスに感染しています。
幸いにも回復し、今は職場復帰していますが、あの時の苦しさは本当に言い表せない程だったようで、身近であの時の状況を本人から聞いた身としては、今回の再流行は非常に恐怖を覚えています。
いくら仕事とは言え、正義感も使命感もプロ意識があっても、やっぱり人間ですし、彼女にも私と同じように小さな子供がいます。
親戚の私たちとしては、再度感染しない事を祈るしかありませんが、離れていても同じように日本で頑張ってくれている、医療従事者やエッセンシャルワーカーの方々の被害や負担が少しでも軽減されるよう、細心の注意を払って生活していかなくてはいけないですね。