毎朝、保育園の登園は娘と手を繋いで徒歩で向かうのですが、
いつもすれ違う人とは「おはようございます!」とあいさつを交わしたり、
一言、二言世間話を交わしたりしています。
ただ子供って素直ですね。
思った事を本当にそのまま口にしてしまう事があり、その度に冷や冷やしています。
うちの娘が半年くらい前に、言ってはいけない事を言ってしまい、どう対処しようかとアワアワしていた時の話を紹介します。
- 言ってはいけない事を言う子供
- 言ってはいけない事を言う子供に、「言っちゃだめ」は正しいのか
- なぜ子供は言ってはいけない事を言うの?
- 言ってはいけない事をいってしまうと、どんな問題があるのか
- 言ってはいけない事を言う子供へのアドバイス
- その後の変化
言ってはいけない事を言う子供
その日は、可愛い小型犬の散歩をしていたお兄さんが向こうから歩いてきました。
私は犬ばかり見ていたのですが、娘が突然
「ママ―!あの人の髪の毛 赤だよー!」
と結構大きな声で。。。
私は髪の毛は視界に入った気もしますが、気にかけていなかったので、
まさかそんな事を言うとは思っておらず、本当に焦りました。
すぐにお兄さんには「申し訳ございません。」と謝罪、
娘にも「お兄さんの髪の毛カッコいいのわかるけど、そういう言い方はダメだよ」と注意。←苦しい・・・www
「赤い髪の毛は珍しいもんね~」
って言ってくれるとても優しい方でしたが、
子供のこういう行動は意外とよくあるし、本当に親としては焦りますよね。
言ってはいけない事を言う子供に、「言っちゃだめ」は正しいのか
少し前にも同じ出来事があり、娘を保育園に送り届けた後、通勤時間にモヤモヤと考えていました。
何でもかんでも「そういうことは言っちゃダメ!」と教えるのは簡単ですが、
はたして親が想定している「そういうこと」が子供にきちんと理解できるのか?
旦那とも話をしましたが、かといって「思った事を言わない」子になってしまっても困るなぁと。
思った事を素直に言える部分は残しつつ、どう教えて行ったらよいのか、自分なりにその日の出来事を掘り下げてみました。
なぜ子供は言ってはいけない事を言うの?
そもそもなんで子供(うちの子)は言ってはいけない事を言ってしまうのか(笑)
娘がお兄さんの赤い髪の毛について触れた理由は多分以下だと思います。
- 赤い髪の毛が珍しかった
- 動物や花の存在と同じ様に、それをママに気づいて欲しかった
- 初めてみた興奮が抑えきれなかった ←一番ありそう
他にもきっと何かあると思うけど、こうして考えると全て悪い感情ではない事がわかります。
上の様に思う事は決して悪い事ではないし、親としてそれをつぶしてしまうのは良くないと思う面もあります。
でもやっぱりそれを言われると、困ります…(笑)
言ってはいけない事をいってしまうと、どんな問題があるのか
その言葉を発する心理や理由に問題はないのに、言葉を発する事の何に問題があるのか…そこにフォーカスを当てて考えてみました。
- 声が大きい(気づいて欲しいママ以外にもしっかり聞こえているw)
- 発した言葉は取り方によって不快な気持ちにさせる可能性がある
- 本来、子供が伝えたかった気持ちが言葉に反映されていない(語彙力が不足)
子供(うちの子)に悪気がないので、なんでダメなのか多分理解は難しいと思います。
なので、親としてもどんなシチュエーションでどんな言葉を言ってはいけないか、を具体的に説明するのは非常に難しいです。
そこでどうやってアドバイスしたら良いかを考えてみました。
言ってはいけない事を言う子供へのアドバイス
その日、家に帰った後、子供には「今朝の赤い髪のお兄さんの事覚えてる?」って聞いてみました。
そしたら、やっぱり覚えていたので、こんなアドバイスをしてみました。
私「赤い髪のお兄さん見て、どう思った?」娘「すごい!って思った」
私「綺麗だった?とか、かっこよかった?とか?」
娘「初めて見たから。赤い髪の毛カッコいいよね」
私「じゃ、今度見た時には、『あの人の髪の毛赤だよー!』じゃなくて、
『あの人の髪の毛すごい!とか、カッコいいよね!』とか、
自分が思った良い言葉をちゃんと言おうね。
そしたら言われたお兄さんは、悪い気分にならないよ」娘「わかった。」
私「あとね。もし嫌な気持ちになった事があった時はね。
例えば『嫌い』とか『変』とか『好きじゃない』。。。
そういう言葉は余り言わないようにしようね。」娘「なんで?」
私「◯◯ちゃんは、『嫌い』とか『変』とか『好きじゃない』とか、言われたら嬉しい??」
娘「やだ」
私「嫌だよね。だから、そういう言葉は口にするのはやめて、たくさんいい言葉を話そうね。」娘「そうだね。そしたら嬉しいよね」
私「それから、ママに教えてくれる時はもう少し小さい声でママだけに教えてね(笑)」
まだぼんやりとしか、理解できていないかもしれませんが、何となく前向きに理解をしてくれたようでした。
その後の変化
先日、この注意をしてからというもの、保育園のお友達に対しても『いい言葉』を言う事が増えたようです。
保育園とのやり取りの保育ノートにも、先生からの嬉しい言葉をいただき私の見ていない所でも、頑張って実践してくれているようです。
子供にとって思った事を口にしない、我慢するのはなかなか難しいですよね。
また、個人的には空気を読み過ぎる子供というのも、親や周りの大人の顔色を窺っているようで、何となく気持ち悪い気がしています。
言葉を話す以上、なんでもかんでも「ダメ!」、「言わない」、「黙ってなさい」という教え方もしたくない。
今度も、何を言ってはいけないか、なぜ言ってはいけないか・・・
理由も含めて一緒に考えて教えていけたらよいなと思っています。
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