「カロリーヌとゆかいな8ひき」という子供向けの本知っていますか??
昔からある本なので、子供の頃に読んだって方もいるかもしれませんね。
絵柄はちょっと時代を感じるけど、どれもほっこりする話で娘に読んでみたら本当にカロリーヌが大好きみたいで…
いつの時代も子供が好きな物って同じなんだなぁって妙に嬉しかったり。
2年くらい前から読み聞かせ(最近は、自分で音読するようになってきましたが)、カロリーヌの本は何冊か持っています。
今回はこの本からヒントを得て、今年はうちでちょっと変わったお正月ならではの楽しみを見つけたので紹介します。
カロリーヌとおうさまケーキ
カロリーヌとゆかいな8ひきの、かわいくて心温まるお話なのですが(内容は楽しみにしたい人もいると思いますので、ここでは控えます)、このお話を読んでいると表紙にも描かれている「おうさまケーキ」が無性に食べたくなります!!
「おうさまケーキ」↓↓
お話の中で、カロリーヌたちも実際に作っているのですが、焼きたてはきっとバターの香りがいっぱいに広がる、美味しいケーキなんだろうなぁって、すごく想像をかきたてられるのです。
去年の11月頃、いつものようにこの本を読んだ後に、
娘「ママ!カロリーヌのおうさまケーキを今度食べに行こうよ!!」
と言い出し…(笑)
私「おいしそうだよね!!!ママも食べたいよー!!」
娘「どこのケーキ屋さんで売っているのかな??」
私(いや…これはどこにも売ってないだろうなぁ…)「ママ調べてみるね!」
というやり取りがありました。
カロリーヌの王様ケーキはフランスのガレット・デ・ロワ!!
とりあえず約束は守らなきゃなぁと、娘が寝た後にスマホで「王様ケーキ」と検索してみると、なんだかそれっぽいのが出てきました(笑)
しかも画像がカロリーヌのおうさまケーキとそっくり!!
「えっ!!!あるのーーー????」
って思わず叫んでしまいました(笑)
私自身も、この本を読むたびに王様ケーキが食べたくて仕方がなかったので、テンションアップ!!
日本語で「王様のケーキ」はオリジナルは「ガレット・デ・ロワ」(フランス語)というそうで、ガレット・デ・ロワについて調べてみました。
ガレット・デ・ロワ とは?
ガレット・デ・ロワはフランス語で「王様の菓子」という意味で、フランスでは公現祭(イエス・キリストが顕現した日とされる1月6日)に食べられるとされています。
日本の行事は仏教の習わしが多いですが、やはりフランスはキリスト教に関連しているようですね。
スタンダードなガレット・デ・ロワはアーモンドのクリームが入っているパイのようなケーキで、フランスでは年が明けるとお菓子屋さんやパン屋さんの店先に、たくさん並ぶそうです。
ちなみにWikipediaで見たら、地域によっても色んなガレット・デ・ロワが存在しているそうです。こういうのも歴史やその土地の食べ物が関係していたりして、個人的にはすごく興味津々です。
今回は娘の希望を叶える為に、スタンダードなガレット・デ・ロワを注文してみました。
ガレット・デ・ロワの食べ方
これが今年うちが購入した、ガレット・デ・ロワです。
どことなくカロリーヌの本の中に出てきたのと似ていますよね。
本の世界観を味わいたいなと思って、大きいサイズを購入したのですが、よく考えると全部食べないと行けないので、小さいサイズでもよかったかなと(笑)
今回購入したものには、切り分ける時のナイフを入れる線みたいなのがあったので、8等分に切り分けました。
切ってみてわかりましたが、パイ生地でできているのでこの線に沿って切らなかったら、かなり崩れていたかもしれません(笑)
カロリーヌとおうさまケーキ (カロリーヌとゆかいな8ひき)の本の中でも、みんなでケーキを切り分けて食べるのですが、ケーキの中にはフェーブという陶器で出来た人形が1つだけ入っていて、それを食べあてた人がその日一日王様になれるのだそうです。
今回買ったガレット・デ・ロワには、安全の為かフェーブではなくアーモンドが一粒入っていました。
ガレット・デ・ロワの楽しみ方
おせちを食べた後に、誰が王様になれるかみんなで一緒に食べようと思い、今回はお正月のおせちと一緒にテーブルに並べてみました。
おせちにそんなに興味が持てず、ずっとカロリーヌのおうさまケーキを楽しみにしていた娘は、一足先にガレット・デ・ロワを一切れ食べたのですが…
一発目でアーモンドを引き当てました(笑)
ガレット・デ・ロワは買うと紙製の王冠がついてくるので、娘は寝るまで王冠を被って王様気分を味わってました。
ガレット・デ・ロワ まとめ
日本のお正月といえば、
お餅、おせち、お屠蘇、鏡餅、門松、お正月飾り、年越しそば、初詣、お年玉、初日の出、年賀状、凧揚げ、羽付き、福笑い
などがありますよね。
子どもの成長と共に、こういった日本の文化もきちんと教えておきたいなと思うものの、今年のお正月に改めて自分の無知さを思い知りました。
日本のお正月文化は、ネットで調べたりしたので、来年のお正月前にはまとめて残しておこうと思います。
また今回のように、世界の色んなお正月文化を毎年何か子供と一緒に楽しむのもいいかななんて思いました。