最近の娘は1度チャレンジしてすぐにできないと、ヘソを曲げたり、機嫌が悪くなったりすることが増えてきました。
まだまだ年齢的に幼いのは当たり前のことですが、何でもすぐにできるようになんてことはだんだんと減ってくるので、今のうちに何とか「簡単にできないことの方が当たり前」、できた時のよろこびを何とか教える方法がないかと考えていました。
先日、たまたまうちの娘にとってはとても良い題材に出会えたので紹介します。
あきらめないことの大切さを子供にどう教える?
少し前に紹介した「しぜんとかがくのはっけん!366」という本を、いまだ時間があれば読むようにしています。
「しぜんとかがくのはっけん!366」の詳細はこちらに書いてます。
9月17日、18日の読みものは、カップラーメンを開発した安藤百福さんのお話、カップラーメンの仕組みについて書かれていました。
終戦後の1945年に安藤百福さんはインスタントラーメンのアイディアを思いつき、1958年に世界で初めてのインスタントラーメン(チキンラーメン)を売り出します。
なんとアイディアを思いついてから、発売まで13年!
その後、インスタントラーメンを改良しカップラーメンの形にしたのが1971年、さらに13年が経過しています。
子供には「○○ちゃんが生まれた日から今日までよりも長い時間、毎日毎日たくさん失敗してもあきらめないで、やっとできたのがチキンラーメンとカップヌードルなんだよ」と説明したところ、少しですが何かを得てくれたような気がしました。
長い期間をかけて目標を達成することの大切さ
安藤百福さんはインスタントラーメンを開発するにあたり、5つの目標を立てています。
明確でわかりやすい目標を立てて、全てを妥協することなくあきらめずに挑み続けるって本当にすごいことですよね。
1つの商品を作るにあたり、5つの細分化された明確な目標があったからこそ、全てを網羅したインスタントラーメンが出来上がったわけで・・・
ここはまだ幼い娘に理解できるように説明するのは難しかったので、来年「しぜんとかがくのはっけん!366」の2周目に入ったら理解してもらえたらいいなぁと考えています。
子供に誰かの成功体験を体感させてみる!
少し大袈裟ですが(笑)、安藤百福さんのインスタントラーメン、カップヌードルができるまでの苦労とカップヌードルのアイディアをじっくり読んだ後、コンビニやスーパーを見てきました。
まだカップヌードルもチキンラーメンも食べたことのなかった娘、スーパーのインスタントラーメンのコーナーに行ってびっくりしてました。
今では類似品もたくさん並んでいますが、カップヌードルは必ずどこのスーパーやコンビニ行っても売っていますよね。
子供の心は純粋なもので「百福さんが作ったラーメン、今でもみんなが大好きなんだね」って感動してました。
そしてうちもカップヌードルとチキンラーメンを実際に買ってきました。
※カップヌードルは娘用にミニサイズを購入してます。
チキンラーメンもカップヌードルも事前に「しぜんとかがくのはっけん!366」で散々予習したので、実際に作る時にもカップヌードルの秘密を確認したりしながら、3分待つ時間はなかなか楽しいものでした。
実食は、娘なりに作り手の苦労を感じたのか、すごく感動したみたいです。
カップラーメンから娘が学んだこと
「あきらめないことの大切さ」をきちんと学べているのかはわかりませんが、それ以降、お店でカップラーメンを見かけると「あっ!百福さんのラーメン!」っていうようになったので記憶には染み付いているようです(笑)
そしてすぐにヘソを曲げて投げ出しそうになっている時には「百福さんはあきらめないで頑張ってたよ」っていうと時間がかかる時もありますが、何とか顔を上げてまたチャレンジする姿勢を見せるようになりました。
疲れている日や機嫌が悪い日には「○ちゃんは百福さんみたいになれないの!」って半ギレしている時もありますが(笑)、自分なりにすぐに投げ出していたらダメだということななんとなく感じ取ってくれたようです。
もう少し経ったら、カップヌードルミュージアムにも連れて行ってみようと思っています。